280余年の歴史を誇る
湯田上温泉
歴史
湯田上温泉は、越後平野を見下ろす護摩堂山の山麓に湧き出る温泉です。この護摩堂山は、かつて三井山と呼ばれていた時代があり、72坊に及ぶ寺院が建つ山岳信仰の要所として発展しました。
ここで修行した修験者(山伏)達(一説では弘法大師)が護摩を焚いたことから、三井山は護摩堂山とその名を変え、そしてこの修験者(山伏)達が修行の身を癒すために使ったのが湯田上温泉の始まりだと言われています。
武士が支配する時代になると、護摩堂山が軍事的適地であったため要塞や出城として利用され、多くの伝説や記述が残されています。
このように湯田上温泉の開湯はかなり古く、未だその時期は明らかになりませんが、現存する古文書など探ると、元文3年(1738年)に新発田藩から湯治場として許可された等の記述がみられ、明治12年(1891年)発行の「諸国温泉一覧」にも全国100余カ所の温泉地と共にその名を連ねています。
効能
県内でも珍しい飲泉許可を得ている温泉で、飲用することにより糖尿病・肥満病等に効果があると言われています。
地元では、その効能の高さから「薬師の湯」として親しまれ、丑湯(土用の丑の日に浸かると、一年間無病息災で過ごせると言われた)の習慣がありました。
現在は平成10年に新たに掘削された新源泉を使用しており、泉質はナトリウム―塩化物泉です。
湯田上の源泉で体の外側からも内側からも健康に!